投稿日:2022-09-24  更新日:2023-06-21

マツダの電気自動車(EV)!その開発の歴史や特徴、最新のラインナップを徹底解説

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こんにちは、EVライフです!

突然ですが、私たちの暮らしを支える次世代のモビリティとして電気自動車が世界で注目されています。電気自動車は走行時に温室効果ガスを含んだ排気ガスを出さず、再生可能エネルギーとの組み合わせによって化石燃料に依存することなく走行することができるため、持続的な社会の実現に向けて大きな鍵になるとされています。

本記事では、日本の車メーカーのマツダに焦点を当て、「マツダの電気自動車(EV)!その開発の歴史や特徴、最新のラインナップを徹底解説」と題して、マツダの電気自動車に関する動向を紹介していきたいと思います。

電気自動車の利用を検討している方の参考になれたら幸いです!

マツダの電気自動車(EV)を見ていく前のおさらい


そもそも電気自動車(EV)とは?

はじめに、電気自動車について紹介します。電気自動車とは、車の中にある電池を電気を使って充電し、その電気を使ってモーターを回して走る車のことです。従来のクルマのようにガソリンなどの化石燃料の必要がなく、風力発電や太陽光発電などの再生可能エネルギー(または自然エネルギー)によって充電すると、走行時の温室効果ガスの排出が抑えられ、次のクルマの主役として注目されています。

電気自動車(EV)のメカニズム

電気自動車のメカニズムは、電気を使って走ることです。
とても簡単な例に「ミニ四駆」があります。ミニ四駆は電池を使ってモーターを回し、走ることのできる車で、小学生でも作ることのできるとても簡単な仕組みで出来ています。
実際の電気自動車の場合は、さまざまな制御があるためにもっと複雑なシステムになっていますが、本質的な部分だけを抜き出すと「電気を使ってモーターを回して走っている」という点になります。

関連記事:電気自動車(EV)とは?小学生でも分かる簡単な見分け方を紹介

マツダの電気自動車(EV)の歴史


まず初めにマツダにおける電気自動車の歴史を振り返ってみたいと思います。以下に重要なトピックに関する年表をまとめてみました。

✔︎マツダの電気自動車(EV)の歴史

1970年電気自動車としてファミリアバンを制作

1985年:電気自動車「マツダEX-7」がマラソン中継用のクルマとして活躍


1993年電力会社と共同開発し、電気自動車「ロードスターEV」を制作


2019年:マツダにおいて初の量産電気自動車「MX-30」を発表


マツダにおける電気自動車の開発の歴史はあまり表に出てきていません。しかしながら、1970年代には電気自動車の試作を行っているなど、早い段階から電気自動車の可能性に着目して開発を行った経緯があることが分かります。1993年以降は、電気自動車に関する動きは見られず、2019年になって新型SUVの電気自動車を発表するなど、世界の電気自動車への流れに対応しようとしていることが伺えます。

参照:MAZDA


マツダの電気自動車(EV)に関する概要


マツダの電気自動車(EV)に関する考え方や特徴


マツダは、2021年につくられた技術開発長期ビジョン「サステイナブル“Zoom-Zoom”宣言2030」において、電気自動車に関連した社会・環境貢献に関して下記のような中期目標を掲げています。

■ クルマのライフサイクル全体を視野に入れて、「Well-to-Wheel(燃料採掘から車両走行まで)」の考え方にもとづき、本質的なCO2削減に向けた取り組みを本格化。
■ 「Well-to-Wheel」での企業平均CO2排出量を、2050年までに2010年比90%削減することを視野に、2030年までに50%削減を目標とする。
■ そのために、実用環境下における燃費改善とエミッションのクリーン化の効果を最大化することを方針とする。
■ この方針にもとづき、今後も世界的に大多数を占めると予測され、CO2の削減に最も効果のある内燃機関の理想を徹底的に追求し、効率的な電動化技術と組み合わせて導入。
■ さらに、クリーン発電地域や、大気汚染抑制のための自動車に関する規制がある地域に対して、EVなどの電気駆動技術を2019年から展開。


このことから、マツダは、まずガソリン/ディーゼル車などの内燃機関の効率を追求し環境貢献を行い、並行して電気自動車などの電動化技術を導入することで、CO2削減を図っていく考えであることが伺えます。

また、車を通して提供したい価値に関しても次のように記載しています。

■ 人の能力を引き出し、心と体を活性化させる「人馬一体」感のさらなる追究。
■ 「クルマに命を与える」という哲学のもと、クルマのデザインを芸術の域まで高め、見る人全ての心を豊かにする「魂動デザイン」のさらなる進化。


こうした考え方は最新の電気自動車のサイトでも見られ、マツダは電気自動車の体験やデザインを通して、人と体を活性化させ心を豊かにしていきたいと考えていることが分かります。

参照:MAZDA


マツダの電気自動車(EV)のシェア

2022年の世界の電気自動車市場におけるマツダのシェアは非常に小さい状況です。以下に示すのは、2022年1~5月のおける世界の電気自動車のシェアランキングですが、上位は中国、アメリカ、ドイツなどの企業が占めており、マツダは圏外になっています。


参照:CleanTechnica


マツダの電気自動車のシェアが低い理由としては、これまで、ガソリン/ディーゼル車などの内燃機関のクルマの開発や製造、その効率化などが優先であり、電気自動車に関しては他社と比較して検討を優先してこなかったことが考えられます。

マツダの電気自動車(EV)に関する目標


上記の述べたようにマツダは、「Well-to-Wheel」での企業平均CO2排出量を、2050年までに2010年比90%削減することを視野に、2030年までに50%削減を目標としています。そのために、2030年の世界生産全体のうち、電気自動車の比率を25%にする方針を公表しています。それに合わせて、2022から2025年にかけて、電気自動車を3車種、ハイブリッド車を5車種、プラグインハイブリッド車を5車種の計13車種を、日本や中国、欧米などの各市場に順次投入することも明らかにしています。

さらに、ユーザーのニーズや、各地域・国のエネルギー政策や発電構成に応じて、適切なモデルやパワーユニットを展開していきたいとしています。

参照:MAZDA


マツダの電気自動車(EV)の主なラインアップ


では、2022年においてマツダが展開する電気自動車のラインナップを見ていきましょう。


マツダの電気自動車(EV)の主なラインナップ1:MX-30 EV MODEL


2021年、マツダはSUVタイプの電気自動車「MX-30 EV MODEL」をリリースしました。*2022年において初期モデルの受注を停止しており、次モデルの案内が待たれます。


主な仕様は以下のようになっています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
車両価格:4,510,000円~
走行距離:256 km
乗車定員:5
バッテリー容量:35.5kWh
最高出力:250kW
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発表によると、MX-30 EV MODELには、電力のみでの走行を可能とする電動化技術「e-SKYACTIV」が搭載されており、「人間の体が本来持っている能力を最大限に発揮させること」を追求する
マツダならではの発想と技術の組み合わせになっているようです。また、優れた環境性能に加えて、誰もが疲れにくく、気持ちよく運転できる走行性能をも備えた電気自動車にしたいという思いが詰まっています。

SUVタイプの「MX-30 EV MODEL」は、搭載する電池容量を35.5kWhになっており、他のメーカーの電気自動車と比較すると小さめです。そのため、航続距離も欧州のWLTPモードで約200km、日本のWLTCモードで256kmと短めとなっています。この理由として、マツダは、「欧州での二酸化炭素(CO2)排出量がディーゼル車以下となるように設定した」と説明しています。

同社では車両は日本で製造し、欧州で使うことを想定して、ライフサイクルを通じたCO2排出量がディーゼル車以下となるように電池容量を設定しています。35.5kWhに電池容量を抑えると、当初はディーゼル車を上回っていたライフサイクルのCO2排出量が、途中でディーゼル車を下回ることになるようです。このため、同社によるとMX-30 EV MODELのターゲット層は、「環境貢献への意識が高く、先進的な志向を持ち、実用的な使用環境として、通勤や街中での買い物といったデイリーユースをイメージした層」となっています。

ただし、電気自動車の需要が増加しており、その中に走行距離が重要であることはもちろんマツダも認識しており、市場の変化に対応するために、電気自動車の追加や増加を含めた専用のプラットフォームの開発を計画しているとされています。

参照:MAZDA


マツダの電気自動車(EV)に関するまとめ


ここまで、「マツダの電気自動車(EV)!その開発の歴史や特徴、最新のラインナップを徹底解説」と題して、マツダの電気自動車に関して紹介してきました。改めて本記事の内容をこちらにまとめます。

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✔︎マツダの電気自動車(EV)に関するまとめ

マツダの電気自動車(EV)の歴史

マツダにおける電気自動車の開発の歴史はあまり表に出てきていないが、1970年代には電気自動車の試作を行っているなど、早い段階から電気自動車の可能性に着目していた

マツダの電気自動車(EV)に関する考え方

まずガソリン/ディーゼル車などの内燃機関の効率を追求し環境貢献を行い、並行して電気自動車などの電動化技術を導入することで、CO2削減を図っていく
電気自動車の体験やデザインを通して、人と体を活性化させ心を豊かにしていきたい

マツダの電気自動車(EV)のシェア

2022年の世界の電気自動車市場におけるマツダのシェアは非常に小さい状況

マツダの電気自動車(EV)に関する目標

2030年の世界生産全体のうち、電気自動車の比率を25%にする方針
2022から2025年にかけて、電気自動車を3車種を、日本や中国、欧米などの各市場に順次投入予定

マツダの電気自動車(EV)の主なラインアップ(2022年)

マツダの電気自動車の主なラインナップ1:Model SMX-30 EV MODEL
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本記事が、マツダの電気自動車に関する理解を深める手助けをできていたら嬉しいです。

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最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
では、楽しいEVライフを!

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