投稿日:2022-10-26  更新日:2023-06-21

FOMM(フォム)の電気自動車(EV)!その歴史や特徴、最新のラインナップを徹底解説

こんにちは、EVライフです!

皆さんは日常でどの程度クルマを利用していますか?毎日の通勤、通学、仕事や買い物、週末の娯楽など、車は私たちの生活を支える重要なモビリティです。そんなクルマの次の世代として、今電気自動車が注目されています。電気自動車は電気で走行するクルマで、その優れた性能だけではなく、再生可能エネルギーと組み合わせることで走行時の環境負荷を抑えることができます。

本記事では、日本の電気自動車メーカーであるFOMMにスポットをあて、「FOMM(フォム)の電気自動車(EV)!その開発の歴史や特徴、最新のラインナップを徹底解説」と題して、FOMMの電気自動車に関する動向を紹介していきたいと思います。

電気自動車の利用を検討している方の参考になれたら幸いです!

FOMM(フォム)の電気自動車(EV)を見ていく前のおさらい


そもそも電気自動車(EV)とは?

はじめに、電気自動車について紹介します。電気自動車とは、車の中にある電池を電気を使って充電し、その電気を使ってモーターを回して走る車のことです。従来のクルマのようにガソリンなどの化石燃料の必要がなく、風力発電や太陽光発電などの再生可能エネルギーによって充電すると、走行時の温室効果ガスの排出が抑えられ、次のクルマの主役として注目されています。

電気自動車(EV)のメカニズム

電気自動車のメカニズムは、電気を使って走ることです。
とても簡単な例に「ミニ四駆」があります。ミニ四駆は電池を使ってモーターを回し、走ることのできる車で、小学生でも作ることのできるとても簡単な仕組みで出来ています。
実際の電気自動車の場合は、さまざまな制御があるためにもっと複雑なシステムになっていますが、本質的な部分だけを抜き出すと「電気を使ってモーターを回して走っている」という点になります。

関連記事:電気自動車(EV)とは?小学生でも分かる簡単な見分け方を紹介

FOMM(フォム)の歴史


FOMMは2013年に鶴巻日出夫氏によって設立された電気自動車に関する日本のベンチャー企業です。そこでまず、これまでのFOMMの経緯を簡単に振り返ってみたいと思います。以下に重要なトピックに関する年表をまとめてみました。

✔︎FOMM(フォム)の歴史

2013年:鶴巻日出夫氏が電気自動車関連のベンチャー企業としてFOMM(フォム)を創業。超小型電気自動車の開発を開始。
2014年:電気自動車のコンセプトカー「FOMM Concept One Phase I」を発表

2015年:電気自動車のコンセプトカー「FOMM Concept One Phase II」を発表
2016年:電気自動車のコンセプトカー「FOMM Concept One Phase III」を発表
2018年:スポーツタイプ電気自動車のコンセプトカー「ADW Sports Concept」および電気スクーター「ADW Scooter Concept」発表

2018年:量産型の電気自動車「FOMM ONE」を発表
2019年:量産型小型電気自動車「FOMM ONE」 の量産開始

参照:FOMM



FOMM(フォム)の電気自動車に関する概要


FOMM(フォム)の電気自動車に関する考え方


FOMM、自社のサイトの中で、自身のビジョンに関して次のように述べています。

我々は電気自動車の特徴を活かし、近距離移動に最適化した身近な存在の超小型電気自動車を創りたい。それもエンジンをモーターに代えただけの普通の電気自動車ではなく、皆様に新しい価値を提案し、お客様の生活に革新を与える乗り物。この車両の企画・開発から実現を目指す事が「私の夢」であり、街中に走るこの電気自動車とそれを運転するお客様の笑顔を見ることが「私のモチベーション」です。小型車両の開発を契機に、新たな乗り物の形態を創造し、究極の乗り物「觔斗雲」の実現へ邁進します。


このことから、FOMMは、近距離移動に最適化した身近な存在の超小型電気自動車を創り、新たな乗り物の形態を創造し、お客様の生活に革新を与える乗り物を提供していきたい考えであることが伺えます。

参照:FOMM


FOMM(フォム)の電気自動車のシェア


2022年の世界の電気自動車市場におけるFOMMのシェアは非常に小さい状況です。以下に示すのは、2022年1~5月のおける世界の電気自動車のシェアランキングですが、BYDなどの中国のクルマメーカー、アメリカのテスラ等が上位に位置付けています。その中で、FOMMはランキング外となっています。


参照:CleanTechnica


FOMM(フォム)の電気自動車に関する目標


ホームページを見ると、FOMMはベンチャーならではの発想力と行動力を大切にし、地球環境保全に貢献と貧困の根絶を目指していることが分かります。またそのために、自動車市場が拡大する新興国でこそ電気自動車を普及させ、さらに新興国で利用する人たち自らが組み立て収入を得る仕組みを構築することで、子供が当たり前に学校や病院へ行ける社会の実現を目指していると公表しています。

FOMMはタイに工場を保有しており、バンコク国際モーターショーにも積極的に参加しています。

また、脱炭素社会に向けた物流分野における電気自動車の活用にも着目しており、環境省公募の委託事業を通して、バッテリー交換式電気自動車を用いた、バッテリーシェアリングモデルの検証を丸紅株式会社と共同で進めています。

参照:FOMM


FOMM(フォム)の電気自動車の主なラインアップ


では、2022年においてFOMMが展開する電気自動車のラインナップを見ていきましょう。


FOMM(フォム)の電気自動車の主なラインナップ1:FOMM ONE


2022年現在において、FOMMはコンパクトタイプの電気自動車「FOMM ONE」を展開しています。

主な仕様は以下のようになっています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
車両価格:2,750,000円~
走行距離:160 km
乗車定員:4
バッテリー容量:11.8 kWh
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

FOMM ONEは小型の電気自動車で、日本の軽自動車に分類され、高速道路や自動車専用道路を走行することができます。コンパクトな車体の作りになっているものの、後部座席が確保されているため、4人乗りが可能です。後ろにスペースがあるため、必要に応じて荷物を積むことが可能であるとしています。

さらに興味深い特徴としてFOMM ONEは対水害性能を有しており、道路が冠水している水害時には、水に浮き、移動することができるようです。ただし、一度水に浮上した後はメンテナンスが必要であり、対水害機能は保証対象外となっています。また、FOMM ONEはフル充電で約166キロの走行が可能で、都市などでの日常の生活に十分使用できるとされています。

2021年には、さいたま市とENEOS ホールディングス株式会社およびOpen Street 株式会社によって実施される「超小型EV シェアリングサービス」において、FOMM ONEが国内で初めてカーシェアとして導入されることが決定しています。


参照:FOMM




FOMM(フォム)の電気自動車に関するまとめ


いかがでしたでしょうか?ここまで、「FOMM(フォム)の電気自動車!その開発の歴史や特徴、最新のラインナップを徹底解説」と題して、FOMMの電気自動車に関して紹介してきました。改めて本記事の内容をこちらにまとめます。

-------------------------------------------------------------------------------------------------------
✔︎FOMM(フォム)の電気自動車に関するまとめ

FOMM(フォム)の電気自動車の歴史

2013年:鶴巻日出夫氏が電気自動車関連のベンチャー企業としてFOMMを創業
2019年:量産型小型電気自動車「FOMM ONE」 の量産開始

FOMM(フォム)の電気自動車に関する考え方

FOMMは、近距離移動に最適化した身近な存在の超小型電気自動車を創り、新たな乗り物の形態を創造し、お客様の生活に革新を与える乗り物を提供していきたい

FOMM(フォム)の電気自動車のシェア

2022年の世界の電気自動車市場におけるFOMMのシェアは非常に小さい

FOMM(フォム)の電気自動車に関する目標

自動車市場が拡大する新興国でこそ電気自動車を普及させ、さらに新興国で利用する人たち自らが組み立て収入を得る仕組みを構築することで、子供が当たり前に学校や病院へ行ける社会の実現を目指している

FOMM(フォム)の電気自動車の主なラインアップ(2022年)

FOMMの電気自動車のラインナップ1:FOMM ONE
-------------------------------------------------------------------------------------------------------

本記事が、FOMMの電気自動車に関する理解を深める手助けをできていたら嬉しいです。

また、EVライフでは簡単にあなたの車と電気自動車を比べることできます。是非お試しください!
比べてみよう。あなたのクルマと電気自動車(EV)

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
では、楽しいEVライフを!

undefined

ガソリン車からEVへの乗り換えで賢くお得に暮らそう!

記事を読み終えたら… 

電気自動車への乗り換えで、年間維持費平均10,000円以上もお得に!

2022年はEV元年!すでに10万を超える人たちがEVに乗り換えています。次はアナタが電気自動車(EV)に乗り換えて、自動車の維持費を賢く抑えていきましょう。さっそく、アナタの使っているガソリン車と最新の電気自動車(EV)を比較しよう!

compare EV

電気自動車(EV)のまとめ・お得な情報

この記事を見た人におすすめの記事

Sunset in the mountains

EVライフ編集部

電気自動車を愛してやまないEVオーナー集団。とてもお得なEV、長い距離を走れるEV、人気のあるEVや最新の発売情報など、電気自動車が気になる人必見の情報をお届けします。

EVを導入する
「最適なEVライフ」を実現する6ステップ