投稿日:2022-09-29  更新日:2022-10-07

【どうすれば?】マンション・アパート・賃貸における電気自動車(EV)の充電方法

こんにちは。EVライフ編集部です。

「マンションに住んでいるけど、EVの充電はどうすれば良いんだろう?」
「賃貸のアパートだけど、どうやってEVの充電ができるんだろう?」
「賃貸の一軒家だけど、オーナーさんが充電器の設置認めてくれない。。。」

こんな時の解決方法について紹介します。

本記事は「【どうすれば?】マンション・アパート・賃貸における電気自動車(EV)の充電方法」を紹介します。

マンション・アパート・賃貸における電気自動車(EV)の充電の問題

マンション・アパート・賃貸においては、住宅などが自分の所有物ではないために自由に工事をすることができず、電気自動車(EV)の充電環境の準備で問題が生じます。

✔︎マンション・アパート・賃貸の充電の問題

①充電器の工事ができない
②自分の使用電力と証明できない
③費用感が分からない

①充電器の工事ができない

マンション・アパート・賃貸の電気自動車(EV)の充電の問題の1つは「充電器の工事ができない」ということです。
マンションには自分以外にもたくさんの住人がいて、自分の1意見のためだけになかなか公共のスペースである駐車場の仕様に意見することは難しく、もし意見を通そうとするとかなりの体力があります。
具体的には、マンションの管理人に対して、EV充電器の導入コストの説明やリスクの対応方法を説明し、仮に了承を得られたとしても、今度は住人全体に対して総会等で説明し、認可を勝ち取る必要があります。
これは、EVの充電周りの専門家ならまだしも、一般の方が、電気自動車(EV)の購入にあたって対応するには時間も体力も必要で、大きな負担になっています。

②自分の使用電力と証明できない

マンション・アパート・賃貸の電気自動車(EV)の充電の問題の1つは「自分の使用電力と証明できない」ということです。
工事をしてしまうと大ゴトになってしまうので、カンタンな対応策としては100Vの充電ケーブルを使って充電することができます。
一方、自宅から直接ケーブルを伸ばして充電できるなら、使った電気量は自宅の電気代に反映されるので問題ないですが、賃貸でアパートやマンションの場合は、自宅と駐車場が離れていることが多く、その場合は自宅の電気系統から直接ケーブルを引っ張ることがとても難しくなります。そうした場合は共用スペースにある屋外のコンセントからの電気を引っ張ることになりますが、その際に自分が使った電気代のみを計測して申請する方法は、広く知られておらず、実質的に電気自動車(EV)の普及の妨げになっています。

③費用感が分からない

マンション・アパート・賃貸の電気自動車(EV)の充電の問題の1つは「費用感が分からない」ということです。
マンションやアパートのオーナーに充電器の設置を依頼するにしても、
・具体的にどれくらいの費用がかかるのか?
・どこに頼めば良いのか?
・どれくらいの費用がかかるのか?
これらの情報を集めるだけで一苦労であり、電気自動車(EV)の購入を考えている人にとっては、「そんなこと専門でもないし、わかる訳がない」というのが本音です。
実際、充電器の設置費用はネットで調べてもさまざまな情報が出てくるために、どの内容を説明すれば良いのか分からず、結局のところ「よく分からないからオーナーさんを説得できない」と充電できない環境で泣き寝入りするしかない状況になり、こちらも電気自動車(EV)の普及の足掛かりになっています。

マンション・アパート・賃貸における電気自動車(EV)の充電方法・充電環境作りの解決方法

それでは、マンション・アパート・賃貸における電気自動車(EV)の充電方法や、その充電環境作りの解決方法を紹介します。次の3点について細かく解説します。

✔︎充電方法・解決方法

①専門の充電コンサルタントの活用
②コンセント設置業者の活用
③オリジナル計測計器を使った100V充電

①専門の充電コンサルタントの活用

マンション・アパート・賃貸における電気自動車(EV)の充電方法の1つは「専門の充電コンサルタントに依頼する」ことです。
EVの充電器の導入では、
・工事期間がどれくらいかかるのか
・工事の値段がどれくらいになるのか
・気をつける点は何か
・物件への影響は出るのか
・停電など起こらないのか
・集金はどのようにするのか
・どのように一人一人の充電状況を管理するのか
こうしたさまざまな情報を集める必要があります。EVに関する知識のない方が1つ1つ情報を集めるのはとても骨の折れる作業になります。

そこで活用したいのが専門の充電コンサルタントです。
充電器の導入から、集金の管理までの方法を提供してくれる会社が2010年代後半から出始めています。
代表的な会社の1つに「Your stand」があり、当社は集合住宅・戸建て・オフィスなどに電気自動車の充電設備を導入を手助けし、自前のアプリで予約・支払い管理を行えるサービスを提供しています。

以下、Your stand の充電器導入フローになります。(参照:Your stand

導入から予約・支払い管理までをマンションなどの管理者自体が全て管理するのはとても大変な作業です。
作業を軽減し、円滑に導入を進める上でも、こうした専門コンサルタントの活用がおすすめです。
もし、自分が住んでいるマンションや賃貸にEVの充電器がない場合は、まずは電話してみて、状況を説明してみると、目の前での解決策を示してもらえます。

Your stand



②充電器設置業者の活用

マンション・アパート・賃貸における電気自動車(EV)の充電方法の2つ目は「充電器設置業者に依頼する」ことです。
EVの充電器設置で最も情報が読めないのは「自分のマンション・アパート・賃貸の場合、どのようにすれば問題なく充電器の設置ができるか」という点だと思います。
自分が住んでいる集合住宅にどれだけの電圧の電気がきていて、どのような電気系統で使用電力量が管理されているのか、一般の人で調べるのは難しいことですよね。
お近くの電気工事屋さんに電話してみて、充電器の設置方法を聞いてみましょう。多くの場合は無料で見回りに来てくれて、どんな状態なら設置ができるのか、予算がどれくらいかかるのか、大まかなことを紹介してくれます。
充電器の設置費用は、導入されている電圧や、駐車場までの距離、設置方法によって、10万円以上の開きが出るため、具体的に数字を出しておきたい場合は実際に見てもらって費用を出してもらう方のがカンタンです。

③オリジナル計測計器を使った100V充電

マンション・アパート・賃貸における電気自動車(EV)の充電方法の3つ目は「オリジナル計測器を使った100V充電の利用」です。
自宅用に使うことができる充電器のうち、100V充電は3Pコンセントさえあれば追加の工事などをすることなく、カンタンに充電ができます。
特に屋内外にある駐車場では3Pのコンセントを設置している場合が多く、利用しやすい状況にあります。
共有部分の電源においては、使用した電力量を測るための機器「ワットチェッカー」を利用することで充電した電力を測ることができます。

例えば、下記のワットチェッカーは、3Pコンセントに対応していて、トータルで使用した積算電力量を計測してくれます。共用部分の電気を使う際は上記を使用することを義務付け、使用ごとに申告等する仕組みをひくことで、共用部分の電源を使う上での費用の支払い問題を解消することができます。

もちろん、無断で使うことで費用上の問題が発生し、オーナー又は管理の方に迷惑を掛けてしまう恐れがあるため、事前の管理人やオーナーの方に相談してから利用するようにしましょう。

参照:ワットチェッカー


なお、使用できるワットチェッカーの条件として、
・3Pコンセントに対応している(3つ穴である)
・許容電力量が電気自動車(EV)の100V充電の定格電力より大きい
ことが挙げられますので、上記の点に気をつけながら製品を選んでいきましょう。

まとめ:マンション・アパート・賃貸における電気自動車(EV)の充電方法を知って、EV活用をスムーズに!


本記事は「【どうすれば?】マンション・アパート・賃貸における電気自動車(EV)の充電方法」を紹介しました。
改めて、マンション・アパート・賃貸における電気自動車(EV)の充電方法をまとめます。

✔︎充電方法・解決方法

①専門の充電コンサルタントの活用
②コンセント設置業者の活用
③オリジナル計測計器を使った100V充電

今回の方法が、持ち家ではない場所で電気自動車(EV)を導入することの解決策に繋がっていたら幸いです。

読んで下さりありがとうございました。
それでは、良いEVライフを!

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