投稿日:2023-03-25  更新日:2023-03-25

【受付開始!】過去最大700億!令和5年度の電気自動車(EV)の補助金が始まりました

こんにちは、EVライフ編集部です。

日々、多くの電気自動車(EV)関連の新製品や活用方法、ピックアップニュースが登場しています。EVライフでは、電気自動車(EV)との生活をまとめ、整理して発信しています。

今日は多数のEV関連ニュースから注目の情報として「【受付開始!】過去最大700億!令和5年度の電気自動車(EV)の補助金が始まりました」についてEVライフのライターが紹介します。

令和5年度の電気自動車(EV)の補助金の受付開始!

経済産業省は、環境対応車の購入費用を補助する「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金」の申請受付を3月23日に開始しました。この制度は、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)などの環境性能に優れたクリーンエネルギー自動車の普及を促すために導入されたものです。

EV補助金:クリーンエネルギー自動車導入促進補助金とは?

クリーンエネルギー自動車導入促進補助金とは、EVの購入時に活用できる、大きな補助金の1つが国が行っている補助金の制度です。対象車は電気自動車(EV)、小型・軽電気自動車(小型・軽EV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)、燃料電池自動車(FCV)、超小型モビリティ、ミニカー、電動二輪、クリーンディーゼル車など多くの環境対応自動車に充てられます。

2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、環境性能に優れたクリーンエネルギー自動車の普及が重要であることから、この制度は大きな意義を持ちます。早期にEVなどの需要創出や車両価格の低減を促すため、経済産業省は購入費用の一部を補助することで、環境対応車の普及を加速させることを目指しています。
ただし、4月1日以降に登録される車両については、補助金制度が一部見直されるとのことです。

令和5年度の電気自動車(EV)の補助金の変更点は?

令和5年度の電気自動車(EV)の補助金で適用される「令和4年度補正予算:クリーンエネルギー自動車導入促進補助金」の従来からの大きな変更点は3つあります。

まず1つ目は予算額の大幅増大です。令和4年度の電気自動車(EV)の補助金として利用できた「令和3年度補正予算:クリーンエネルギー自動車導入促進補助金」の予算額は375億円でした。一方、今年度では実に700億円と大幅な増加になります。全てが自動車に充てられた場合、実に2倍弱の導入補助に当てられることが想定され、多くの人の環境車の購入を支援する体制が整えられています。

2つ目は対象自動車種の減縮です。23年4月以降、従来では補助金対象であった「クリーンディーゼル車」は補助金の対象外となります。クリーンディーゼル車は、エンジンの燃焼効率を高めることで、NOx(窒素酸化物)やPM(微小粒子状物質)などの有害物質を大幅に削減することができます。クリーンディーゼル車は、ディーゼルエンジンの排出ガス浄化技術が進歩する中で、ますます環境負荷が低くなっていますが、ディーゼルエンジン自体の環境負荷は排出ガスだけでなく、エンジンの製造に伴うCO2排出なども含めて考える必要があります。環境に優しいクリーンエネルギー自動車に比べると、CO2の排出量は大きく、日本としてはよりCO2の削減に繋がる自動車種に絞った補助金適用にシフトした形になります。

3つ目は1台あたりの補助金額の減額です。「え、予算額は増えたのに、1台あたりの補助金は減っちゃうの、、、」というところを感じるかもしれません。令和4年度では多くの車が85万円の補助金を与えられ、最大で92万円の補助金が出ていました。しかし、令和5年度の電気自動車(EV)の補助金額は、ベースとして65万円になり、条件付きで1部85万円になります。しかし、これには環境の変化があると想定されます。電気自動車(EV)の補助金は、その導入を早めるためにガソリン車と遜色ない金額になるように補助金を設定する節があります(初期の購入額に加えて、維持費なども加味した上でガソリン車と遜色ない値段感に近づけるよう、補助金捻出に精力してくれています)。電気自動車(EV)の市場環境は激しく、近年は世界各社の電気自動車(EV)の本体価格自体が下がりつつあるため、本体価格の低下に合わせて、補助金額も少し絞ったものと予想されます。そのため、実質の購入額でいうと、従来と大幅に変わるものではないことが想定されます。

令和5年度の電気自動車(EV)の補助金の要項は?

令和5年度の電気自動車(EV)の補助金は、令和5年4月1日以降に新車新規登録された車が対象になります。なお、新車登録日の期限は未定であり、今後に発表される予定です。
なお、具体的な要項は経産省のHPからご覧になります(経産省HP)。

令和5年度の電気自動車(EV)の対象車種は?

令和5年度の電気自動車(EV)の補助金の対象車は全部で410車種ほどあり、ピュアな電気自動車(EV)であるBEVに絞ると約160車種が対象になります。
令和5年度の電気自動車(EV)の補助金のBEV対象になっているメーカーは、主要メーカーについて概ね対象内になっており、具体的に次のとおりです。

■BEV対象になっているメーカー一覧
アウディ、ジャガー、シトロエン、スバル、DS、テスラ、日産、トヨタ、BMD、BYD、ヒョンデ、フォルクスワーゲン、プジョー、ポルシェ、ボルボ、ホンダ、マツダ、メルセデス・ベンツ、レクサス、FIAT、FOMM、三菱、HWE

令和5年度の電気自動車(EV)の注意点

従来からもあるように、電気自動車(EV)の補助金は予算額に達したら、期限に関わらずに受付終了になります。つまり、早い者勝ちな制度であるために、確実に補助金を受け取りたい場合は、早め早めに新車購入を進め、年度の早い段階で納車を受けることがポイントです。

参考までに、令和4年度の電気自動車(EV)の補助金の受付は2022年12月16日(令和4年12月16日)に予算額到達のために締め切られました。今年においても、いつ予算額に到達するかは不透明ですが、昨今の電気自動車(EV)の比率の増加を考えると、早まることも想定されるため、早めに申請するように準備をしましょう。

電気自動車(EV)の一覧・比較は次のページを参考に、自分にあったEVをぜひ見つけてください。
参考記事:電気自動車の一覧

令和5年度の電気自動車(EV)の補助金対象車の具体例

令和5年度の電気自動車(EV)の補助金対象車にはどのような車があるのでしょうか。具体例を紹介していきます。


日産サクラXの令和5年度電気自動車の補助金:55万円


日産が提供しているSAKURAという軽の電気自動車(EV)の令和5年度の補助金額は55万円です。昨年度も同車種の電気自動車(EV)補助金額は55万円だったので金額の変更はありません。補助金は国だけでなく、都道府県・市区町村からも出ており、たとえば東京都葛飾区の場合、東京都から最大75万円、葛飾区から25万円の電気自動車(EV)補助金が出るため、サクラに対する補助金総額は155万円になり、サクラXの本体価格が254.9万円のため、補助金差し引き後の実質価格は99.9万円と、100万円を切る異次元のレベルでお得に購入することができます。

また、軽のEVであるSAKURAの特徴は、軽自動車のために自動車重量税や自動車税種別割(旧自動車税)の税金の維持費が低い点になります。軽のEVの場合、自動車税種別割(旧自動車税)は初年度が2,700円、2年目以降は10,800円であり、普通車の電気自動車(EV)が2年目以降で25,000円であることと比べると、自動車税種別割(旧自動車税)だけでも毎年1万円以上の維持費の低減に繋がります。
詳細記事:日産のサクラ Xの維持費・税金

テスラ モデル3RWDの令和5年度電気自動車の補助金:65万円


テスラが提供しているモデル3 RWD、セダンの電気自動車(EV)の補助金額は65万円です。昨年度も同車種の電気自動車(EV)補助金額は65万円だったので金額の変更はありません。上記と同様に、東京葛飾区の場合、テスラモデル3RWDの令和5年度の補助金額の総額は165万円になり、本体価格は536.9万円ですが補助金を差し引いた実質価格は379.1万円で、非常にリーゾナブルに購入することができます。

セダンEVであるモデル3特徴は、電気自動車(EV)のために自動車重量税や自動車税種別割(旧自動車税)がガソリンを使って走る車より低くなることと、ガソリンではなく電気で走るために、燃料費(充電代)が下がる点もあり、さらにテスラのEVは、バッテリーあたりの航続距離が長い(=電費が良い)ことで知られているために、電気自動車(EV)の中での電気代を低くすることができます。補助金で購入費用をしっかりと抑え、電気自動車(EV)の特徴を生かして維持費をおさえらえると、大きく車の諸費用を下げることができます。
参考:テスラのモデル3 RWDの維持費・税金

ヒョンデIONIQ5の令和5年度電気自動車の補助金額:65万円


ヒョンデが提供しているIONIQ5の令和5年度の電気自動車(EV)の補助金は65万円です。昨年度の同車種の補助金額が85万円だったため、補助金額は20万円の減額になります。上記と同様に、東京葛飾区の場合、ヒョンデIONIQ 5の令和5年度の補助金額の総額は165万円になり、本体価格は479万円ですが補助金を差し引いた実質価格は314万円で、非常にリーゾナブルに購入することができます。

SUVのEVであるIONIQ5の特徴は、テスラのモデル3と同様に、電気自動車(EV)のために自動車重量税や自動車税種別割(旧自動車税)がガソリンを使って走る車より低くなることや、ガソリンではなく電気で走るために、燃料費(充電代)が下がる点にあります。また、ヒョンデのEVも、バッテリーあたりの航続距離が長い(=電費が良い)ことで知られているために、電気自動車(EV)の中での電気代を低くすることができます。さらにヒョンデの電気自動車(EV)の車体コストは比較的に安いため、EVの導入としては航続距離・維持費・初期費用からも魅力的になります。
参考記事:ヒョンデのIONIQ5 Voyageの維持費・税金

まとめ:令和5年度の電気自動車(EV)の補助金を活用して、お得にEVライフを始めよう!

本記事は「【受付開始!】過去最大700億!令和5年度の電気自動車(EV)の補助金が始まりました」を紹介しました。

電気自動車に対する補助金制度は、地球環境保全に貢献することができるとともに、経済効果も期待できます。電気自動車(EV)の補助金を利用することで、初めて電気自動車に手が届くという方も多くなることが期待されます。また、新しい技術の普及によって、自動車業界にも活力が注がれることが期待されます。

このように、補助金制度の利用は、環境と経済にとって双方にメリットをもたらすものと言えます。2050年カーボンニュートラルを目指す日本において、電気自動車が普及することは大きな意義を持っています。

皆さんも、補助金制度を利用して、環境に配慮した電気自動車に乗り換えてみてはいかがでしょうか。未来の地球のために、今こそ行動する時!

ガソリン車からの乗り換えでは、維持費の面で不安だと思います。燃料代、自動車税、保険料、車検代、、、たくさんの項目を一括カンタンシミュレーションを実施しっているので、ぜひご自身にあったEVを探してみてください。
参考記事:電気自動車(EV)のガソリン車のカンタン比較

読んで下さりありがとうございました。
それでは、良いEVライフを!


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