【EV一覧】 ボルボ の電気自動車（EV）の戦略

■ ボルボのEV戦略の発表

ボルボは、2021年3月2日にEV戦略を発表しており、ポイントは日本市場を含めて2030年までにピュアEV（BEV）のみのブランドになることと、EVをすべてオンラインで販売することです。 （参照：ボルボの公式ページ）。

想定する展開EV車種数

2025年までには、世界の販売台数の50％を電気自動車、残りはハイブリッド車で構成することを目指しています。2030年までには、販売するすべての車を電気自動車にすることを目指しています。

EVへの投資

次世代のEV生産に向けて、主力工場に100億クローナ（約1200億円）の設備投資を実施、先進的かつ持続可能な生産技術と生産プロセスを導入。2030年に向けた明確な投資額は不明。

EV推進へのコメント

“内燃機関を搭載した車に長期的な未来はありません。私たちは電気のみの自動車メーカーになることを固く決意しており、2030年までに移行する必要があります。これにより、お客様の期待に応え、気候変動との戦いにおいて解決策の一端を担うことが可能になります。”

ボルボ戦略の特徴

（電気自動車（EV）アナリストからのコメント）

ボルボのEV戦略の特徴は、大企業の中でも、2030年までに「完全EV化」を発表するメーカーは多くはありません。とくに日本のメーカーは変化がゆるかです。そんな中、ボルボは従来から人気のあったディーゼル等の車種ラインナップを大幅に変更していくことを決意し、2030年までにEV１本になることを選びました。激動するEVシフトの中、高収益を保つための1本化と見える点もありますが、 環境先進国スウェーデン発の企業であるボルボの「自然を大切にするのが当たり前」という文化、「自動車メーカーとして何ができるのか？」という答えでもあるように感じます。ボルボはいいます。「環境にやさしく、楽しい走り。EVはもう特別な選択ではありません。数年後には、きっとあなたの周りでもEVに乗る事が今よりもっと普通の事になっていきます。」ボルボが描くEV化に合わせ、未来あるモビリティ社会が拡がることに期待がもたれます。

今後のボルボのEVの発展を楽しみにしましょう！