投稿日:2023-12-12  更新日:2023-12-14

【課題】集合住宅住人のEV普及の問題点は「自宅で充電できない」、マンションEV導入の対策とは?


こんにちは、EVライフ編集部です。

日々、多くの電気自動車(EV)関連の新製品や活用方法、ピックアップニュースが登場しています。EVライフでは、電気自動車(EV)との生活をまとめ、整理して発信しています。

今日は多数のEV関連ニュースから注目の情報として「【課題】集合住宅住人のEV普及の問題点は「自宅で充電できない」、マンションEV導入の対策とは?」をEVライフライターが紹介します。

集合住宅におけるEV普及の課題・EVを購入しない理由とは

日産自動車株式会社は、2023年1月、積水ハウスとともに、住環境とEVのより良い関係性を目指した「+e PROJECT(プラスイープロジェクト)」を発足させています。近年、集合住宅でもEVの導入を可能とするための取り組みやサービスが多く発足している中で、日産は住環境とEVのより良い関係性を探るべく、昨年度に引き続き、EVと住環境に関する調査を実施し、公表しました。

集合住宅でEVを購入しない理由上位5つ

公表された内容になると、集合住宅に住んでいる30-50代の年代の方々の電気自動車(EV)を購入しない理由に次のことが挙げられます。

1位:自宅で充電できない(56.3%)
2位:費用が高額(53.5%)
3位:周辺の充電環境が整っていない(38.5%)
4位:移動中の充電スポットの少なさ(34.3%)
5位:種類が少ない(26.5%)

集合住宅居住者でEVを購入しない理由の第1位は「自宅で充電できない」という理由でした。電気自動車(EV)はガソリンスタンドに行く必要がなく、携帯電話と同じように充電できることが魅力の1つに挙げられますが、集合住宅に住んでいる場合、マンション管理の駐車場または付近の月極めの駐車場を利用している方が多く、個人の駐車場ではないために充電器利用への懸念がうかがえます。

また、集合住宅居住者がEVを購入しない理由の第2位は費用が高いことが挙げられております。たしかに、電気自動車(EV)の本体価格はガソリン車と比べると高い水準にありますが、現行では国や都道府県、市区町村等からEV購入の補助金が助成されている場合があり、それらを活用することにより、ガソリン車と比べてもお得に電気自動車(EV)を購入できるケースも生じ始めています。

ほか、充電環境やEV自体の種類の少なさに対する懸念もあがっておりますが、これらは集合住宅に限らず、現行のガソリン車ユーザーが抱えている電気自動車(EV)の懸念と見て取ることもできるかと思われます。

根本的な課題:認知度の低さ

EV(電気自動車)の普及が進む中で、充電設備の普及も不可欠な要素となっています。しかし、実際にはEV充電設備の普及においては、認知不足が大きな課題となっていることが今回の調査で明らかになりました。

我々のサイトでも多く取り上げているとおり、現在はマンション等における充電設備の設置方法は多くの実績のもと、様々な設置スタイルが登場してきており、集合住宅での充電器利用に向けた充電環境構築は進みつつあります。

多くの人々がまだ電気自動車(EV)の充電設備についてあまり情報を得られておらず、その利便性やメリットについても理解していないことが問題であり、最新の解決手段を届け、知りやすい環境を提供することが課題として挙げられます。

集合住宅におけるEV普及の課題解決の対策

①EV普及促進のために必要な情報の提供

EVの普及を促進する上で重要なのは、充電設備に関する情報を十分に提供することです。

現在、EV充電設備についての情報は限られており、一般の人々が簡単にアクセスできるものではありません。充電設備の種類や仕組み、利用方法などについて正確かつ分かりやすく説明することにより、認知度を向上させることが重要です。

②EVのメリットや利便性のアピール

また、EV充電設備の普及を促進する上では、そのメリットや利便性をアピールすることも重要です。

例えば、EV充電設備は車両の燃料費を大幅に削減できるだけでなく、環境にも配慮した選択肢であることを伝えることが有効です。さらに、充電設備の利用が広がることにより、充電スタンドの待ち時間の解消や、充電場所の増加といった利便性の向上も期待できます。これらのメリットを具体的に伝えることにより、より多くの人々がEV充電設備の存在に注目し、利用する意欲が高まるでしょう。

集合住宅でのEV充電設備の需要の高まり

集合住宅でのEVの需要の高まり

近年、環境意識の高まりやエネルギー効率の追求により、電気自動車(EV)の需要が急速に増えています。特に都市部では、公共交通機関の充実や駐車場の不足といった要因から、集合住宅に住む人々がEVを選ぶケースが増えています。

集合住宅への充電設備の導入の必要性

一方で、集合住宅には個別の駐車スペースや充電設備が限られている場合が多く、EVを利用する住民にとって充電の利便性が課題となっています。多くの人々が自宅でEVを充電することができないため、外部の充電施設や近隣の充電スタンドを利用する必要があります。

集合住宅への充電設備の需要増加

このような課題を解消するために、集合住宅への充電設備の導入が求められています。近年、多くのEV充電設備メーカーが、住宅用充電器や共有充電ステーションなど、集合住宅向けの充電設備を開発しています。集合住宅内に充電ステーションを設置することで、住民が自宅で手軽にEVを充電できる環境を提供することができます。

集合住宅への充電設備の需要は今後さらに増加すると予測されています。都市部でのEV普及の進展や充電インフラの整備、政府の補助金制度などが集合住宅への充電設備の導入を後押ししています。また、EVの普及が進めば、将来的には集合住宅の設計段階から充電設備の導入が考慮されるようになると予想されます。

まとめ:「【課題】集合住宅住人のEV普及の問題点は「自宅で充電できない」、マンションEV導入の対策とは?」を知り、EVライフをさらに豊かに!

本記事は「【課題】集合住宅住人のEV普及の問題点は「自宅で充電できない」、マンションEV導入の対策とは?」と題してEVライフライターが最新の電気自動車(EV)に関するトピックを紹介しました。

今回の記事を見て、EVに関する取り組みやEV自身に興味を持っていただき、EVを身近に感じてもらえたら幸いです!

読んで下さりありがとうございました。それではより良いEVライフを!

参照:PR TIMES


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