投稿日:2023-06-03  更新日:2023-06-21

【蓄電】トヨタと東電が電気自動車(EV)用蓄電池を活用した定置用蓄電池システムを開発

こんにちは、EVライフ編集部です。

日々、多くの電気自動車(EV)関連の新製品や活用方法、ピックアップニュースが登場しています。EVライフでは、電気自動車(EV)との生活をまとめ、整理して発信しています。

今日は多数のEV関連ニュースから注目の情報として「【蓄電】トヨタと東電が電気自動車(EV)用蓄電池を活用した定置用蓄電池システムを開発」をEVライフライターが紹介します。

【蓄電】トヨタと東電が電気自動車(EV)用蓄電池を活用した定置用蓄電池システムを開発の概要

トヨタと東電が開発する蓄電池市場の今後の拡大

近年、再生可能エネルギー発電や電気自動車、ハイブリッド車の普及に伴い、蓄電池市場の拡大が見込まれています。このような背景の中で、今後は電動車用蓄電池の活用が必要になってきます。そのため、東京電力ホールディングス株式会社(東電HD)とトヨタ自動車株式会社(トヨタ)は、東電HDの「定置用蓄電池の運用技術・安全基準」とトヨタの「電動車用蓄電池のシステム技術」を融合した定置用蓄電池システムを開発しました。

トヨタと東電が開発する定置用蓄電池システムの概要

定置用蓄電池システムは、複数台の電気自動車用蓄電池を連結させ、既製のPCSと組み合わせて利用することが可能なシステムです。出力1MW、容量3MWhの大容量蓄電池であり、このシステムの動作・性能及び事業用途での電力市場への供出も含めた実現可能性を確認するため、豊田通商株式会社と株式会社ユーラスエナジーホールディングスがユーラス田代平ウインドファームに導入します。本実証は、4社が連携して開始されます。

画像転用元:トヨタニュースルーム


【蓄電】トヨタと東電が電気自動車(EV)用蓄電池を活用した定置用蓄電池システムを開発の詳細

定置用蓄電池システムを開発するトヨタと東電の貢献

東電HDは、再生可能エネルギー利用率の向上やBCPニーズへの対応、電力の需給バランス維持への活用など、電気事業で培った知見や技術力を生かして、エネルギーの安定供給システムを構築します。一方、トヨタは、カーボンニュートラルなモビリティ社会と、サーキュラーエコノミーの実現に向けた様々な活動の一環として、蓄電池の長寿命や高品質、良品廉価、高性能など、安全な電動車用蓄電池の活用に取り組んでいます。両社は、本実証の成果を評価し、お客様のニーズに応えるために、需要家向けエネルギーサービスや電力需給の調整力を見据えた蓄電池システムの開発に取り組むことで、社会全体における蓄電池の活用を推進しています。

トヨタと東電が開発する定置用蓄電池システムの実証スケジュール

2023年夏頃に設備が構築され、蓄電池システムの評価が実施されます。そして、2023年秋頃に本実証が開始されます。以降、数年程度の実運用をもって、運用・性能評価を予定しています。

トヨタと東電が開発する定置用蓄電池システムの実施体制

本実証では、ユーラス田代平ウインドファームに定置用蓄電池システムが導入され、動作・性能評価、そして電力市場への供出などが実施されます。また、実証試験体制としてEMS(エネルギーマネジメントシステム)が採用されます。EMSは、蓄電池の充放電や電力供給量などを適時に制御することで、電力の供給と需要を調整し、安定したエネルギー供給を実現するためのシステムです。

まとめ:トヨタと東電が電気自動車(EV)用蓄電池を活用した定置用蓄電池システムを開発

東電HDとトヨタは、様々な要因により拡大する蓄電池市場において、電動車用蓄電池を活用した定置用蓄電池システムを共同開発しました。このシステムの実証により、動作・性能評価、そして電力市場への供出などが実施されます。両社は今後も、本実証の成果を評価し、需要家向けエネルギーサービスや電力需給の調整力を見据えた蓄電池システムの開発に取り組むことで、社会全体における蓄電池の活用を推進していきます。

また、本プロジェクトが成功すれば、我々にとってエコフレンドリーな社会を作り上げるための新しい手段が提供されることになります。再生可能エネルギー発電には、天候によって発電量が大きく変動してしまうという問題があり、それが電力需要と供給のバランスを崩してしまうことがあります。しかし、蓄電池システムを導入することで、エネルギーの蓄積と供給が調整され、再生可能エネルギーの利用率が向上するだけでなく、エネルギーの安定供給が実現されることとなります。

このように、東電HDとトヨタが共同開発した定置用蓄電池システムの実証プロジェクトは、再生可能エネルギー発電や電気自動車の普及に伴い、ますます重要性を増していくでしょう。両社は、このプロジェクトを通じて、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。

今回の記事を見て、EVに関する取り組みやEV自身に興味を持っていただき、電気自動車(EV)を身近に感じてもらえたら幸いです!

読んで下さりありがとうございました。それではより良いEVライフを!

参考:トヨタニュースルーム

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