投稿日:2023-07-11  更新日:2023-07-11

HondaとSCK株式会社がソフトウェア開発パートナーシップに合意

こんにちは、EVライフ編集部です。

日々、多くの電気自動車(EV)関連の新製品や活用方法、ピックアップニュースが登場しています。EVライフでは、電気自動車(EV)との生活をまとめ、整理して発信しています。

今日は多数のEV関連ニュースから注目の情報として「HondaとSCK株式会社がソフトウェア開発パートナーシップに合意」をEVライフライターが紹介します。

HondaとSCK株式会社がソフトウェア開発パートナーシップに合意

Hondaは、SCSK株式会社(以下、SCSK)と、ソフトウェア開発に関するパートナーシップに基本合意しました。昨今の自動車市場では、電動化や自動化、コネクテッドカーの普及が加速しており、これに対応するため、高いソフトウェア開発力が不可欠となっています。また、今後は次世代モビリティの価値創造に向けて、ソフトウェアがハードウェアやサービスの価値を定義する「ソフトウェアデファインドモビリティ」の発想に基づく開発が加速していくなど、ソフトウェア開発の重要性はさらに増しています。

HondaとSCK株式会社が連携する自動車業界の進化に応じたソフトウェア開発の重要性

近年、自動車業界は急速に進化し、電動化や自動化、コネクテッドカーの普及が進んでいます。これらの変化により、高度なソフトウェア開発力が自動車メーカーにとって重要となっています。例えば、電動化により電動パワートレーンの制御が必要となり、自動化により自動運転機能や先進安全技術が求められます。また、コネクテッドカーの普及により、インビークルインフォテインメント(IVI)システムの開発も重要となっています。


さらに、次世代モビリティの進化にともない、ソフトウェアがハードウェアやサービスの価値を定義する「ソフトウェアデファインドモビリティ」の考え方が重要視されています。これは、ソフトウェア開発がモビリティの特性を最大限に引き出し、利便性や安全性を向上させることを目指すものです。ソフトウェアデファインドモビリティの実現には、ハードウェアとのシームレスな連携や高速な開発プロセスが必要です。これにより、競争力のある次世代の自動車製品・サービスを開発することが可能となります。

次世代モビリティ向け開発におけるHondaとSCKのパートナーシップ

Hondaは、ソフトウェア開発のシームレス化と高速化ができる体制を構築するため、SCSKとのパートナーシップの基本合意書を締結しました。このパートナーシップにより、Hondaのシステム制御技術や安全制御技術と、SCSKが持つIT技術の両社の強みを組み合わせることで、ソフトウェア開発におけるシナジー効果を最大化し、次世代の競争力のあるソフトウェアデファインドモビリティ製品・サービスの開発を目指します。また、このパートナーシップを通じて、ソフトウェアエンジニアの継続的な育成にも取り組む予定です。

具体的には、以下の領域においてソフトウェア開発が行われます。

HondaとSCK株式会社がソフトウェア開発パートナーシップの詳細

HondaとSCK株式会社の次世代電子プラットフォームのオペレーティングシステム

次世代電子プラットフォームのためのオペレーティングシステムの開発が行われます。このシステムは、自動車の各種機能を制御し、ハードウェアとソフトウェアの統合を実現する役割を果たします。Hondaのシステム制御技術とSCSKのIT技術が組み合わさることで、高い品質と信頼性を持つオペレーティングシステムの開発が期待されます。


電動化に伴い、電動パワートレーンの開発も重要です。電動パワートレーンは、電池やモーター、インバーターなどからなる駆動系統であり、効率的な発電と駆動を実現する役割を果たします。この開発では、Hondaの電動車両技術とSCSKのソフトウェア開発力が結集し、高性能な電動パワートレーンの実現を目指します。

HondaとSCK株式会社が目指す先進安全、自動運転

安全性の向上と自動運転の実現を目指す先進安全技術や自動運転技術の開発が行われます。自動運転技術は、人の判断を補完し、運転中の安全性を向上させるために重要な役割を果たします。Hondaの安全制御技術とSCSKのソフトウェア開発力が組み合わさることで、高度な安全性と快適性を持つ自動運転技術の実現を目指します。

インビークルインフォテインメント(IVI)システムの開発も行われます。IVIシステムは、車内での情報やエンターテイメントサービスを提供するためのシステムです。車内での快適な情報提供やエンターテイメント体験が求められる中、Hondaの自動車技術とSCSKのIT技術が連携し、ユーザーにとって魅力的なIVIシステムの開発が行われます。

HondaとSCK株式会社の協働開発とソフトウェアエンジニアの育成

このパートナーシップに基づき、両社は協働開発を推進します。両社のエンジニアが共同で開発に取り組む「協働開発オフィス」を設置し、積極的な人材交流を促進します。これにより、両社のソフトウェア開発のノウハウや経験を共有し、開発効率を向上させることが期待されます。

また、ソフトウェアエンジニアの育成にも取り組みます。両社の強みを生かした人材育成施策を推進し、優れたソフトウェアエンジニアの育成を目指します。これにより、次世代モビリティ向けのソフトウェア開発の人材不足を解消し、競争力のある開発チームを構築することが目指されます。

パートナーシップに基づき、HondaとSCSKは新たな価値創造に向けた取り組みも行います。具体的には、ソフトウェアデファインドモビリティに対応する開発プロセスや新たな開発用ツールの共同開発が検討されます。これにより、次世代モビリティの価値を最大化するための基盤を構築し、革新的なソフトウェア製品・サービスの創造を推進します。

Hondaと連携するSCSK株式会社概要

SCSK株式会社は、1969年に設立されたITサービス企業です。本社は東京都江東区豊洲に位置し、主な事業としてコンサルティング、システム開発、ITインフラ構築などのサービスを提供しています。2023年3月末現在の従業員数は15,328名です。株式会社の代表取締役は當麻隆昭氏です。

まとめ:HondaとSCK株式会社がソフトウェア開発パートナーシップ

以上が、HondaとSCSKのソフトウェア開発パートナーシップについての概要です。

今回の記事を見て、EVに関する取り組みやEV自身に興味を持っていただき、電気自動車(EV)を身近に感じてもらえたら幸いです!

読んで下さりありがとうございました。それではより良いEVライフを!

参考:HONDA


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