こんにちは。EVライフの編集部です。
「電気自動車(EV)の充電器っていっぱいあるみたいだけど、、、どれなら大丈夫なんだろう?
買ってみて、電気自動車(EV)に使えなかったら勿体無いし、面倒だし、、、
お得に使える充電器の情報が欲しい」
こんな疑問に答えます。
本記事は「【どれで大丈夫?】電気自動車の充電器の種類と値段、おすすめを紹介!」を紹介します。
電気自動車(EV)の充電器の一覧
電気自動車(EV)の充電器は、充電する出力(どれだけ早く電流を流せるか)によって、その値段や充電時間が大きく変わります。
✔︎電気自動車(EV)の充電器の一覧
利用形態別
利用シーン別
利用用途別
充電コネクタ形状別
利用形態における電気自動車の充電器の大別
参照:ShinDengen
まず、利用の形態における電気自動車(EV)の充電器について紹介します。利用形態では、「どれくらいの時間で充電できるか?」「どれくらいの人数(台数)で充電できるか?」という観点で整理すると、大きくは「①普通充電器」「②急速充電器(シングルアウトレット)」「③急速充電器(マルチアウトレット)」と3つの分類に分かれます。
「①普通充電器」
普通充電器は、戸建ての住宅やマンションなど一般の「自宅充電」などに用いられることの多い電気自動車(EV)の充電器になります。特徴として出力(電気を流す量)が低く、充電に時間がかかりますが、充電器の導入コストが10万円前後と安いです。
詳細を次の記事でも紹介しているのでご参照ください。
参照:2022年版!自宅・家庭用の電気自動車(EV)の充電器の総まとめ【電圧・充電時間・費用】
「②急速充電器(シングルアウトレット)」
急速充電器(シングルアウトレット)は、その名の通り、急速に充電でき、1つの充電器で1台の電気自動車(EV)を充電できる充電器です。
コンビニ、ファストフード店、行政施設やスーパー、サービスエリアなどによく見られます。
出力が高いために数十分で100km以上の走行距離を充電することができる一方、電池への負荷が大きいことから、基本的は30分が充電時間の限度として定めています。
導入コストは、充電器本体だけでも最多価格帯は200~250万円であり、高出力にするための電気系統系の工事を合わせると300-500万円の導入費用がかかるため、自宅向けの充電器としては、パブリック充電(外での充電)で使われます。
「③急速充電器(マルチアウトレット)」
急速充電器の中でも、1台で多数の電気自動車(EV)に充電できるタイプのものが急速充電器(マルチアウトレット)になります。
大型の商業施設、カーディーラーなどに見られます。充電する側にとっての機能は、基本的には急速充電器(シングルアウトレット)と変わりません。
利用シーン別の電気自動車(EV)の充電器の大別
参照:ShinDengen
次に、利用シーン別に電気自動車(EV)の充電器の種類について紹介します。利用シーンにおいても重要になるのは「どれくらいの時間で充電で切るか」という点がポイントになり、充電時間を左右する「出力(電気を流す量)」が重要になります。大きくは先と似たような分類になりますが「①普通充電器」「②急速充電器」「③大出力急速充電器」に分かれます。
「①普通充電器」
普通充電器は、出力が数kW(一般に1〜6kW程度)であり、充電時間では6-40時間程度かかる充電器になります。時間当たりの充電量が少ないことから、小まめに充電したかったり、長期の滞在で長時間充電しやすい施設、環境で設置されていることが多く、自宅の充電等にも使用されます。
「②急速充電器」
急速充電器の中でも普及の進んでいるタイプのもので、出力は50kW前後のものが多くなります。利用シーンは、コンビニ、ファストフード店、行政施設やスーパー、サービスエリアなどに立ち寄った際に利用できる場合が多く、短時間、どこかに滞在する時間を利用しながら充電するのに向いた充電器になります。
「③大出力急速充電器」
急速充電器の中でも特に大きな出力を持つタイプの充電器になります。日本でも数えるほどしかありませんが、続々と増設のアナウンスがされています。具体的には東名高速海老名SA上下線@神奈川県や長篠設楽原パーキングエリア(下り)@愛知県などに導入され、利用され始めています。日産リーフ(40kWh)であれば、単純計算では30分弱で満充電(100%の充電を)できる能力があり、電気自動車(EV)の利便性を上げるのに期待される出力領域になります。利用シーンはガソリンスタンドのようにサッと寄って充電したい場合にも適用が可能で、例えば5分の充電で7.5kWh分、距離にして50km以上の走行ができるだけの電力を充電することができます。
利用用途別の電気自動車(EV)の充電器の大別
参考:日東工業
今までに紹介したのは全て「充電器から車」への「充電」のみを想定した充電器の紹介ですが、住宅での電気自動車(EV)の利用では、充電器から車に電気を流す充電のほか、電気自動車(EV)から充電器、そして自宅へと電気を「放電」するV2Hという方式の充電器もあります。
V2Hとはビークルトゥホーム(Vehicle to Home)の略称で、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)の電池に蓄えられている電力を放電して、自宅の家庭で使用することができるシステムの総称になります。災害時の利用などの活用方法に注目されています。
V2H機器(充電・放電できるタイプの充電器)は、片側方式の充電器(充電のみの充電器)と比べて、出力を同等で比較すると本体価格が2〜5倍になることが一般です。
なお、V2Hタイプの機器を使用しなくても電気自動車(EV)から電気を取り出すことはできますが、充電器を介して直接家に電気を送りたい場合はV2Hが便利な仕組みになります。
充電コネクタ形状別の電気自動車(EV)の充電器の大別
参考:日東工業
充電のコネクタは「普通充電」と「急速充電・V2H」で大別されます。普通充電では、コネクター規格として比較的に小さなコネクタ形状になっています。一方で、急速充電とV2Hでは比較的に大きな形状で「CHAdeMO」という規格が使われています。
参照:デンセン
急速充電用の充電器にはコネクタの種類もたくさんのバリエーションがありますが、日本に住んでいて、日本の充電器を使うのであれば、CHAdeMOが一般的なコネクタ部分の方式になります。
CHAdeMOという充電規格は、世界で最も早く標準化された規格で、日本をはじめとして欧州や北米、その他の国にもこのCHAdeMO充電ネットワークは拡大しています。
国内で事実上唯一の電気乗用車といっても良い日産リーフがこのCHAdeMOを最初から採用していることからも、日本国内での急速充電規格として標準仕様になっています。
注意:一方、車単体ではCHAdeMOに対応していない車種もあります。例えば、テスラの車の場合、独自の充電コネクター部分を採用しているため、そのままのコネクタでは充電できません。日本で購入時は、別売りの「CHAdeMO接続アダプター」を使うことで、CHAdeMO形式の充電器でも充電ができるようになります。海外の電気自動車(EV)の場合、備え付けの充電差し込み口や充電ケーブルの形状がCHAdeMOと異なることがありますが、多くは変換アダプターが提供されているので、国内で見られる外車系電気自動車なら問題なく充電することができます。
参照:LcS
家庭で使える電気自動車(EV)の充電器の一覧
家庭で使える電気自動車(EV)の充電器は、電圧の観点から基本的には100V, 200V対応の充電器になります。
✔︎家庭で使える電気自動車(EV)の充電器
①100V対応の充電器
②200V対応の充電器
詳細については別の記事で紹介しているのでご参照ください。
関連記事:2022年版!自宅・家庭用の電気自動車(EV)の充電器の総まとめ【電圧・充電時間・費用】
一般(外)で使える電気自動車(EV)の充電器の一覧
一般(外)で使える電気自動車(EV)の充電器について紹介します。
一般(外)で使える電気自動車(EV)の充電器の一覧
住宅用の充電器の場合、取り扱える電圧の幅や値段から基本的には100V、200Vの電圧範囲の充電器になりました。一方、一般(外)で使うことのできる充電器には特に制限はありません。
そのため、公道で見つけることのできる電気自動車(EV)の充電器は、基本的に上で紹介した全ての充電器にあたります。
シーンや機能に応じて自分の使いやすい充電器を利用します。
一般(外)で使える電気自動車(EV)の充電器の探し方
「電気自動車(EV)の充電器の種類はわかったけど、身近なところだと何処にあるんだろう?」こんな場合には、電気自動車(EV)の充電スタンド検索アプリの利用がおすすめです。
基本的に無料ですし、全国網羅しているものもありますので、ぜひご活用することをおすすめします。
電気自動車(EV)の充電スタンドの網羅数が多く、使いやすい上位2件は次のとおりです。
・EV smart
・GoGoEV
その他も複数のアプリがありますが、上の2つを使ってもらうと間違いはありません。
いずれのアプリも
・普通充電or急速充電
・充電単価
・スポットあたりの充電器の個数
・利用感想
などがキレイに整理されており、使いやすいアプリです。
まとめ:電気自動車(EV)の充電器を知って、EVをもっと身近に
本記事は「電気自動車(EV)の充電器の一覧」を紹介しました。
電気自動車(EV)の充電器はさまざまな種類があるため、使ってみる前は不安に感じるかもしれません。
本記事が充電器の疑問を解くのにお役立ち出ていれば幸いです。
読んで下さり、ありがとうございました。
それでは良いEVライフを!