こんにちは、EVライフ編集部です。
日々、多くの電気自動車(EV)関連の新製品や活用方法、ピックアップニュースが登場しています。EVライフでは、電気自動車(EV)との生活をまとめ、整理して発信しています。
今日は多数のEV関連ニュースから注目の情報として「【新体制】ダイハツ、新体制を発表。新たな一歩を開始」をEVライフライターが紹介します。
目次
本コンテンツはEVライフが独自に制作し、コンテンツ内容およびランキングの決定には一切関与していません。メーカー等の依頼による広告にはPRを表記します。また本コンテンツはECサイト、メーカー、および検索エンジン会社等から送客手数料を受領しています。詳しくはEVライフサイトポリシーをご覧ください。
【新体制】ダイハツ、新体制を発表。新たな一歩を開始
24年2月16日、ダイハツ工業は、トヨタと合同で、新体制について発表しました。
ダイハツ新体制への狙い
ダイハツの新体制への狙いは、次のように述べられています。
ダイハツの変革・再生に向けては、お客様に寄り添い、暮らしを豊かにする「小型車を中心としたモビリティカンパニー」という原点に立ち返り、新たな会社に生まれ変わる覚悟で取り組まなければならないと考えております。
また、今回の認証不正の根本は身の丈を越えた負荷を現場に強いたことがあると考えております。ダイハツの立て直しにあたっては、経営が現場に降りていき、丁寧に現場の声を聞き、現場に主権を取り戻す経営をできる体制が必要だと考え、適材適所の観点から、検討・決定いたしました。
今後、新しい体制で、ダイハツ社内やステークホルダーの皆様と対話を重ねながら、今後のダイハツの事業の具体的な姿や、それを推進していく本部長以下の体制について検討・判断してまいります。そのうえで、新年度に新生ダイハツの体制・経営方針を説明する機会を設けたいと考えております。
狙いとしては、現場に対する大きな負荷を見直し、現場に主権を取り戻す経営に改めることで、ダイハツを変革・再生させよう、という発表に読み取れます。
経営層の刷新
2024年3月1日付で、人事変更が行われる予定です。
今回の体制変更では、人事的な面で大きな入れ替えが生じる予定です。
代表取締役社長・代表取締役副社長には、トヨタ自動車から任命されており、従来の体制から大きく経営の変革が行われることに期待が集まります。
会見発表
日本をけん引する企業が再発を誓う、自動車史上の中でも重要な会見のため、公式リリースを全文引用します。
トヨタ自動車 代表取締役社長 佐藤 恒治
佐藤でございます。
本日はダイハツ・トヨタの共同記者会見にお集まりいただき、ありがとうございます。
改めまして、ダイハツ工業による不正問題により、お客様にご迷惑・ご心配をおかけしておりますことを、お詫び申し上げます。
また、昨日、ダイハツ京都工場で、トヨタ・プロボックス、マツダ・ファミリアバンの生産・出荷を再開させていただきました。
再開に向けて、温かいお声をいただいたお客様、お支えいただいている仕入先・販売店の皆様、関係当局の皆様に、心より御礼申し上げます。
先週金曜に、ダイハツ奥平社長より、再発防止策を国土交通省にご報告し、「二度と不正を起こさない」という決意を行動で示していくことをお約束申し上げました。
先日、トヨタ自動車会長の豊田よりご説明申し上げたグループビジョンのもと、ダイハツは、トヨタとともに、安全・安心を第一に置いたクルマづくりを徹底し、「風土改革」「経営改革」「モノづくり/コトづくり改革」の3つの誓いに基づき、再発防止に取り組んでまいります。
ダイハツの原点は、「国民車」である軽自動車など小型車でお客様の暮らしをお支えすることです。
DNGAの取り組みをはじめ良品廉価なクルマづくりは本来のダイハツの強みであり、その原点に立ち戻り、会社をつくり変える覚悟で、ダイハツらしさを取り戻してまいりたいと考えております。
その考えのもと、改めて、ダイハツの事業領域を「軽自動車」に軸を置いた会社と定め、海外事業については、企画・開発・生産をトヨタからの委託に変更する方向で、詳細の検討を進めてまいります。
そして、将来的には、「小型車を中心にラストワンマイルまで視野に入れたモビリティカンパニー」という役割を担えるよう、あるべき姿を検討してまいります。
こうした方向性のもと、今後の再発防止の着実な実行と、将来の基盤づくりを推進していくために、ダイハツは経営体制を変更いたします。
3月1日付けで、松林会長と奥平社長は退任いたします。
会長のポストは廃止し、社長には、現在、トヨタで中南米本部の本部長を務める井上雅宏(まさひろ)、副社長には、星加副社長に加えてトヨタ自動車九州の桑田正規(まさのり)が新たに就任いたします。
井上次期社長は、ブラジル・アルゼンチンの「地域経営の再構築」など、長年、中南米事業の構造改革に取り組んでまいりました。
難しい決断も多い中で、現場のメンバーと徹底的に対話をして、改革を前に進めてきたリーダーです。
こうした経験を活かして、「現場経営」の責任者として、ダイハツの再生をけん引してまいります。
桑田次期副社長はこれまでの、人事や現場経営の経験を活かして、風土・組織改革の取り組みを推進してまいります。
星加副社長は、引き続き、品質統括本部長として、「認証不正を起こさない法規・認証関連業務の体制構築」を担当してまいります。
また、取締役には認証実務の経験が豊富なトヨタのカスタマーファースト推進本部の柳景子が新たに就任いたします。
法規認証への幅広い知見を活かして、確実な認証業務の遂行を支えてまいります。
今後、井上次期社長を中心とする新体制のもと、お客様に応援いただける会社に生まれ変わるために、ダイハツとトヨタが一緒になって、全力で取り組んでまいります。何卒よろしくお願い申し上げます。
ダイハツ工業 新社長 井上 雅宏
只今、ご紹介に預かりました。井上でございます。
現在、トヨタ中南米本部長として、ブラジルに駐在しております。
3月1日よりダイハツ工業社長を拝命することになり、身の引き締まる思いでございます。
副社長の桑田、星加、取締役となる柳と共に、ワンチーム・ワンボイスで、課題に対応して参りたいと思います。この度の不正につきましては、昨年4月の課題発生以降、第三者委員会調査、12月20日の調査結果報告などの情報を常に聞いて参りました。
この度、ダイハツ工業社長を拝命し、まず、頭に浮かんで参りましたのは、
- ダイハツ車両をお使い頂いているお客様、納車を待って頂くお客様
- 販売、サービスを担って頂いている国内外の販売店、業販店の皆様
- 生産・出荷が滞り、困っておられるサプライヤー、物流関係の皆様
- 国、自治体、地域の皆様にご迷惑、ご不便をお掛けしていることです。
心よりお詫び申し上げたいと思います。
ダイハツには、100年を超える歴史があり、現在は、連結会社雇用総数は4万人を超える会社です。
特に、ここ10年の成長は、ダイハツの長い歴史で鍛えてこられた様々な強みが、トヨタグループの中で発揮され実現されたのだと理解しております。一方、この成長過程で、各職場が果たすべき業務の「質」と「量」が拡大してきたはずなのですが、その中で、現場の声、困り事を吸い上げきれず、課題を残したまま、業務遂行をさせてしまったことが原因だと理解しております。
トヨタ自動車社長の佐藤から申し上げました再発防止策について、ダイハツが力不足の点は、トヨタの力を借りながら、確実に実行していくこと。そして、不正を引き起こしたダイハツの組織・風土を、ダイハツメンバーと共に力を合わせて改革し、ダイハツ再生に、全力を尽くしたいと考えております。
なお、トヨタ、日野、いすゞ様、スズキ様とともに参画しておりましたCJPTにつきましては、ステークホルダーの皆様に多大なご迷惑をおかけしていること、また、今は再発防止に最優先で取り組む必要があることを踏まえて、脱退を申し入れ、各社からご承認をいただきましたことをご報告申し上げます。
トヨタは、グループ力を結集し、モビリティカンパニーに変わろうとしています。
ダイハツは創業以来、日本の国土、道に合った国民車とも言える小さいクルマによって人々の暮らしを支えてまいりました。
これを機に、原点に立ち戻り、「お客様に寄り添い暮らしを豊かにする」ことを使命とし、「小さいクルマを中心とした、モビリティカンパニー」として、全てのステークホルダーの皆様の幸せに貢献して参りたいと思います。私は、トヨタ入社からの36年で約半分を海外、主に新興国で過ごして参りました。
人の話を聞くためには、まずは自分から話しかけ、相手の信頼を得ないと、本音を聞かせて貰えないことを経験して参りました。
まずは、自分が現場に出向き、自分から話しかけ、信用をして頂き、本音の話を伺うことから始めたいと思います。
従業員やステークホルダーの皆様と徹底的に対話をし、今後のダイハツのあり方を定め、4月にダイハツ新体制方針をご説明させていただきます。
ダイハツのメンバー全員で、心ひとつに再出発してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
ダイハツの電気自動車(EV)の今後は?
ダイハツの電気自動車(EV)の今後の計画はどうなるのでしょうか。
ダイハツの計画
今回の不正を受け、ダイハツの開発計画等の変更はまだ発表されていません。
ダイハツは、過去に電気自動車(EV)への意向を発表しており、23年10月のJMS 2023で電気自動車(EV)のコンセプトカーの展示を実施し、2025年には軽EVへの市場導入を始めることを計画しておりました。
今回の体制変更を受け、開発時期にも影響がでてくることが考えられますので、今後の発表に期待が持たれます。
まとめ:「【新体制】ダイハツ、新体制を発表。新たな一歩を開始」を知り、EVライフをさらに豊かに!
本記事は「【新体制】ダイハツ、新体制を発表。新たな一歩を開始」と題してEVライフライターが最新の電気自動車(EV)に関するトピックを紹介しました。
今回の記事を見て、EVに関する取り組みやEV自身に興味を持っていただき、EVを身近に感じてもらえたら幸いです!
読んで下さりありがとうございました。それではより良いEVライフを!
ガソリン車からEVへの乗り換えで賢くお得に暮らそう!
記事を読み終えたら…
電気自動車への乗り換えで、年間維持費平均10,000円以上もお得に!