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今日は多数のEV関連ニュースから注目の情報として「【チューリング】自動運転電気自動車(EV)開発のチューリングが自動運転に関する特許を2件同時に出願」をEVライフライターが紹介します。
【チューリング】自動運転電気自動車(EV)開発のチューリングが自動運転に関する特許を2件同時に出願の概要
チューリングが目指す完全自動運転の実現
Turing株式会社(以下、「チューリング」)は、完全自動運転に向けた技術開発に取り組むスタートアップです。2021年に共同創業され、AI深層学習技術を用いた限定領域に留まらない「完全自動運転」の実現を目指しています。完全自動運転の実現には、多くの技術開発が必要不可欠ですが、チューリングは、基礎技術の研究から、プロダクトへの実装まで、幅広い技術投資を行い、特許戦略も強化していく予定です。
チューリングが開発した自動運転に関する特許
チューリングは、車載カメラから取得した画像をリアルタイムで解析し、自然言語を通じてドライバーに状況の解説や提案等を行う仕組みとして、「言語モデルを用いた自動運転入出力システム」に関する特許を出願しました。また、「総合的な認知・意思決定を行う大規模モデルであり、人の自然言語指示や背景知識に基づき総合的な判断を行うモデル」と「センサを中心とした認知・推論を行う軽量なモデル」を組み合わせ、完全自動運転を実現する仕組みとして、「軽量モデルと大規模モデルを組合せて素早い車両制御と複雑な状況判断を両立した自動運転を実現する仕組み」という特許を出願しました。
【チューリング】自動運転電気自動車(EV)開発のチューリングが自動運転に関する特許を2件同時に出願の詳細
チューリング軽量モデルと大規模モデルを組合せて素早い車両制御と複雑な状況判断を両立した自動運転を実現する仕組み
チューリングが出願した「軽量モデルと大規模モデルを組合せて素早い車両制御と複雑な状況判断を両立した自動運転を実現する仕組み」という特許は、完全自動運転を実現するために必要な素早い車両制御と複雑な状況の理解や解釈を両立することが目的となっています。軽量なモデルと大規模なモデルを組み合わせることで、車両の運転制御に必要な情報を素早く処理しながら、複雑な状況に対しても適切な判断を行うことが可能となります。
具体的には、「総合的な認知・意思決定を行う大規模モデルであり、人の自然言語指示や背景知識に基づき総合的な判断を行うモデル」と「センサを中心とした認知・推論を行う軽量なモデル」を組み合わせます。大規模モデルは、ドライバーが出した指示や背景知識に基づき、総合的な判断を行います。軽量なモデルは、センサから取得した情報を中心に、現在の状況を素早く認知し、実際の運転を行います。このように、2つのモデルを組み合わせることで、素早い車両制御と複雑な状況判断を両立した自動運転を実現します。
チューリングが開発する言語モデルを用いた自動運転入出力システム
チューリングが出願した「言語モデルを用いた自動運転入出力システム」という特許は、車載カメラから取得した画像をリアルタイムで解析し、自然言語を通じてドライバーに状況の解説や提案等を行う仕組みとして開発されました。このシステムを活用することで、ドライバーは周囲の状況を言語を通じて理解し、より安全な運転が可能になります。
人間が運転時に目で見た画像から状況や文脈を「言語を通して」理解していることから、チューリングは、車自身が人間と同等以上の判断や交渉ができるAIの開発を目指しています。この特許は、その中でも「言語を通じて状況を描写する」という非常に重要な要素技術となるものであります。
チューリングについて
チューリングは、2021年8月に共同創業された、完全自動運転に向けて取り組むスタートアップ企業です。代表取締役の山本一成氏は、世界で初めて名人を倒した将棋AI「Ponanza」の開発者であり、カーネギーメロン大学で自動運転を研究し、Ph.D.を取得した青木俊介氏も共同創業者として加わっています。
現在、自動運転に必要な技術を研究・開発し、完全自動運転車の製造を目指しています。2021年の設立以来、継続的な技術投資を行い、特許戦略も強化しています。2023年中にシリーズAの資金調達を実施する予定とのことです。
チューリングの採用情報
チューリングでは、完全自動運転システムやEV車両を共に開発する仲間を募集しています。AIの開発やプログラミングの経験を持つ人材を中心に、積極的に採用を行っています。興味がある方は、採用ページから応募してみてください。
まとめ:チューリングが自動運転電気自動車(EV)の特許を2件同時に出願しEV開発推進
チューリングは、完全自動運転に向けた技術開発に取り組むスタートアップ企業であり、AI深層学習技術を用いた限定領域に留まらない「完全自動運転」の実現を目指しています。特許戦略も強化し、自動運転に関する特許を2件同時に出願しました。今後も、「軽量モデルと大規模モデルを組合せて素早い車両制御と複雑な状況判断を両立した自動運転を実現する仕組み」や、「言語モデルを用いた自動運転入出力システム」といった技術開発を進め、完全自動運転車の実現に向けた取り組みを継続していく予定です。
今回の記事を見て、EVに関する取り組みやEV自身に興味を持っていただき、電気自動車(EV)を身近に感じてもらえたら幸いです!
読んで下さりありがとうございました。それではより良いEVライフを!
参考:PRTIMES
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